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TOMYとは・・・
70年代某C社のカメラ製造に携わりカメラ製造技術を身につける。現在はその経験を生かしクラシックカメラの研究と塗装・レストアを手掛ける。他に趣味としてクラシックカー・オートバイのレストア、カタログ収集、プラモデラー、鉄道模型製作などがある。

活動は・・・・
当時、私がカメラを製造していた時からすでに30年の月日が流れ、機械式カメラの残存数も減少し、コンディションの良い個体も少なくなりつつあります。そこで「1台でも多くのカメラを良い状態で次世代のファンに受け渡して行きたい」その思いから収集したクラシックカメラのレストアを手掛けています。修理・リペイントは非常に手間の掛かる作業ですので費用も掛かりますし、特に普及機カメラはその市場価格から、なかなか修理・リペイントの恩恵を受けることが難しいのが現実です。そのようなカメラを一台でも多くレストアして残して行きたいと思っています。
塗装の方法には焼付塗装とウレタン塗装の2通りがありますが、カメラの機種によりどちらかを選択して塗装します。焼付塗装の場合は高温で焼いて乾燥しますのでプラスチックボディのカメラなどは出来ません。

その他、パーツ、用品の製作も検討してゆきますので製作希望のリクエストもお寄せ下さい。可能のものから製作してゆく予定です。


【修理・リペイントのご相談】
皆様のカメラの修理(O/H)やりペイントのご相談をお受け致します。まずは、メールにてカメラの状態やご希望をご連絡ください。概算のお見積りを差し上げます。修理のお問合せはこちらへ

【修理の流れ】
@メールでのお打ち合わせ後、カメラを宅配便にてお送りください。お送り頂くと時は修理に必要の無いストラップなどは外してお送りください。レンズキャップ、フィルターやカメラケースは結構です。ダンボール箱は基本的に60サイズでお願いします。(必要以上に大きな箱は送料の無駄です)

Aカメラ到着後、拝見して問題がある場合はこちらからご連絡を差し上げます。修理の進捗については「今なにしてる」でUPしますのでご覧ください。

B修理が完了したカメラは、送料元払いでお返し致します。カメラ到着後、同梱されている納品書に記載の銀行口座へお振込みをお願いします。(到着後3日以内) 但し、輸送中の破損事故を防ぐため、充分な緩衝材を入れて下さい。稀にエクスパックで送られる方もいらっしゃいますが、破損の確率が高くなりますのでお止め下さい。

【送付先】
〒196-0022 東京都昭島市中神町1312−24 
(有)オフイストミー(トミーのリペイント)
TEL042-543-6264 富塚孝一


プロフィール
今なにしてる?
すべて分解洗浄してあります。最初に巻上げ関係のツヅミ車、チキ車をセットして巻き芯(リューズ)を取り付けておきます。ゼンマイの入っている香箱車も洗浄注油をして元の位置の戻してあります。2/11
風防は内面からの細かなクラックがあります。交換の風防は在庫していますが、とりあえず古さも残しておきます。秒針は殆ど黒に見えてこだわって調色をする必要もなかったかな? 赤針の個体もあります。この時計はアンティークと呼ばれていますが、すると同じ歳の私もいつの間にかアンティーク人間なのですね。当時、この時計を新品で購入された方はご健在なのかなぁ? そんなことを考える時があります。2/11
アンクルを取り付けて最後にテンプを載せます。おぉ、何十年ぶり? かで機械として復活しましたよ。チラネジ付きのテンプの振りも大きくて調子は良さそうです。たぶん、磨耗が進む前に故障で使われなかったのでしょう。シメシメです。2/11
機械を取り出しました。受けなどのメッキは酸化ぎみですが、大きな腐食は無いようです。ピンセット先の緩急針がF方向に調整されていますね。油切れで遅れだした時計を調整したものかも知れません。2/11
ひっくり返して文字盤側です。時針などを動かす日の裏車などをセットしておきます。ガンギ車の穴石に注油をしておきます。2/11
拡大するとこのような感じ。左側にあるアンクルは動きが早くでぶれて見えませんね。受け石には注油をしておきます。1/7
テンプをセットしましたら、何事も無かったように動き始めました。当初は全く動かなかったのに。オーバーホールと注油が如何に大切か分かりますね。姿勢差によりテンプの振れが変化しますので天真が磨耗気味なのかも知れません。1/7
細かなキズが多いステンレスケースを研磨しておきました。そこに完成した機械に文字盤をセットして組み込んでいます。針は長短針は磨き出しできれいにしてありますが、秒針は塗装針でしたので、僅かに残った塗料をルーペで調べるとマルーンのような濃い茶色ですね。当時よく使われる色です。私は戦前の国鉄機関車のぶどう1号から調色して塗装しました。ところで。秒針の付く四番車の先端が曲がっていました。過去に分解歴があるのでその時かも知れませんが、それが不動の原因かも知れません。(錆もあり)僅かな抵抗でも動きません。2/11
セイコーの保油装置ですが、馬蹄型のバネをずらして受け石を取ると穴石が見えますので、その部分に注油しても度に戻しますが、最後の最後でこのバネがセットできない。原因は長期による変形でした。そうこうしている間に足が折れてしまいましたので、他のジャンクから調達してセットすると一発でセットできました。拡大していますから大きく見えますが1mm程度の部品です。精密さはカメラの比ではありません。1/7
ひょんなことから精工舎のスーパーが手元に来ました。相手の発送間違いなんですけど、まぁ、いいや。製造年月を見ると1953年で私と同じ歳です。何かの縁でしょうかね。スーパーはセイコーが始めて発売した本式中三針の機械なんですね。戦中の航空時計にも見かけセンターセコンドの時計はありますけど、それはスモールセコンドの機械の改造なわけです。ゼンマイをいっぱい巻かれたままの不動状態ですけど治ってくれるでしょうかね。2/11
二番受けをセットしますが、この頃の機械は精度の問題か簡単にはホゾ穴が合ってくれませんね。正確にホゾが穴石に入っているか慎重に確かめながら合わせていきます。2/11
この頃には珍しいSS(ステンレス)ケースですけど、裏蓋(SS)との接合部分に腐食があります。ステンレスでも酸素を遮断すれば錆びるのです。機械をケースに留めているビスの頭が錆びています。これは不用意に回すと折れる可能性があるので、CRCを滴下してしばらく放置してから分離します。ご覧のように二番受けの2カ所の穴石はルビーではなく金属製ですね。この機械は何石なんだろう ? 2/11
機械を取り出すために風防を外しますが、すぐに剣(針)を剣抜き機で外しておきます。長短針は真鍮地か金メッキですが、秒針は塗装されていたようで僅かに塗料が残っています。3針を揃えてまとめて抜きますが、古い文字盤ですからキズ付けないようにビニールを挟みます。文字盤は変わり文字盤のようです。2/11
リペイント
修理O/H

ただ今の製作納期

★1ヵ月 2ヵ月 3ヵ月 未定

現在はメンテナンス・修理の納期は1週間程度です。
輪列をセットするブリッジを取付けます。この段階でリューズを回して各歯車が軽く回ることを確認しておきます。スムーズに回転しない場合はどこかに問題があるので、再度分解して原因を突き止めます。1/7